13:00-13:40
基調講演
データを活用した金融の高度化
~AIの利活用を中心に~
日本銀行金融機構局
金融高度化センター長
菅野 浩之 氏
わが国の金融業界において、デジタル技術を活用し、業務の効率化や収益力の向上を目指す動きが本格化しつつあります。本講演では、日本銀行が2018年12月に実施した取引先向けのアンケート調査の結果をもとに、IT・データの活用に向けた本邦金融機関の取り組み状況を概観します。また、本年4月まで開催したAI活用に関するワークショップでの議論を踏まえ、AI活用の現状と課題を取りまとめます。
(1)IT・データの活用に向けた金融機関の取り組み状況
(2)金融分野におけるAI活用の現状と課題
・活用事例
・期待される効果
・地域金融機関にとってのインプリケーション
・克服すべき課題
13:40-14:20
金融機関におけるデータレイクの活用
~変化する顧客接点の在り方と将来予測~
日本マイクロソフト株式会社
エンタープライズ事業本部 金融サービス営業統括本部
クラウドソリューションアーキテクト
丸山 雅実 氏
デジタル化の進展により、金融機関においてもお客様との接点は大きく変化しています。この変化の中でお客様をより深く理解し、お客様目線で金融サービスを提供する上で、データは非常に重要な資産です。昨今、多種多様なデータを効率的・効果的に分析する為に、「データレイク」と呼ばれる、新しいデータ分析環境を構築・活用するケースが増えています。本セッションでは、クラウドを活用した金融機関でのデータレイクの構築・活用について、国内事例も交えながらご紹介いたします。
― コーヒーブレイク(15分間) ―
14:35-15:15
AI の魔法を解く、真の業務活用の方法と事例
株式会社セゾン情報システムズ
テクノベーションセンター
DX Initiative Leader 工学博士
田村 孝廣 氏
AIは魔法のツールではありません。AIが出す結果はたいてい当たり前です。逆にびっくりするような結果が出てきたらまずは怪しむべきです。また、AIは間違えます。モデル化している以上、時としてとんでもない間違いをします。またAIは孤立を好みません。他のシステムに連携されていないAIは業務に利用できているとは言えません。AIを魔法の呪文から解き放ち、真に業務活用するには何が必要かを事例とともに解説いたします。
15:15-15:55
金融機関におけるビッグデータ活用のグローバルトレンドと顧客の保有情報に付加価値をつけて顧客に利活用いただくための情報基盤とは?
マイクロストラテジー・ジャパン株式会社
ディレクター
浦郷 猛 氏
MicroStrategyはデータを取り扱うビジネスインテリジェンスという領域で常にテクノロジーリーダーであり、金融機関の枠組みを超えた多くのお客様に大規模に利用されております。当講演では、ビッグデータ活用・BIのグローバルトレンドを、お客様の事例も交えてご紹介します。また近年のデジタルトランスフォーメーション潮流の中で金融機関の保有するデータだけでなく、お客様の保有するデータに金融機関としての付加価値を提供する際に不可欠なデータ基盤についてご紹介します。
(1)金融機関におけるデジタルイノベーションとビッグデータ活用のグローバルトレンド
(2)金融機関におけるお客様保有ビッグデータの有効活用
(3)お客様の保有するビッグデータを活用するための情報基盤
― コーヒーブレイク(15分間)―
16:10-16:50
様々な顧客接点を「人軸」で捉え、一人ひとりに合わせた体験を提供するCX(顧客体験)の考え方とは?
株式会社プレイド
Business accelerator
金田 拓也 氏
あなたのサービスを利用しているユーザーは、どのような人で、どのような体験をしているか―。ウェブとアプリや店舗など様々なタッチポイントのデータを「人軸で」捉えユーザー行動を正しく理解するのは容易なことではありません。それぞれのユーザー行動をリアルタイムに解析して一人ひとりを可視化し、さまざまなタイミングでメッセージを配信することができるCXプラットフォーム「KARTE」によって既存のマーケティングを拡張し、新しいコミュニケーションを考えていきましょう。
(1)なぜCX(顧客体験)が必要か
(2)金融業界におけるCX向上の事例
(3)KARTEのご紹介
16:50-17:30
特別講演
SMBCグループにおけるデータ利活用と情報銀行への取組み
株式会社三井住友銀行
データマネジメント部 副部長
宮内 恒 氏
昨今、データの重要性とその利活用が話題となっていますが、SMBCでは、様々な角度からデータの利活用を進めています。中でも、情報銀行は金融機関の新しい使命とも言える、新しい事業です。世間では、パーソナルデータの利活用に対する不安や不満が顕在化しています。SMBCは、情報銀行が個人の代理人・利益の代弁者の役割を果たすことにより、パーソナルデータの利活用に安心や利益実感をもたらすことができると考え、その事業化を目指しています。
(1)SMBCグループにおけるデータ利活用の状況
(2)情報銀行に対するSMBCの考え方
(3)情報銀行にかかる実証事業の受託
「情報信託機能を用いた個人起点での医療データ利活用」
(4)情報銀行の普及・展開と将来像
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